目や鼻の形、顔の輪郭などの体つきが両親のどちらかに似ていることが多いのと同じように、体毛や頭髪の色や量、そして毛質は、遺伝すると考えられています。両親のどちらか、もしくは祖父母のどちらかのそれを受け継いでいる場合が多いのではないでしょうか。
人の体には約60兆個の細胞があり、46個の染色体を持っています。この染色体がDNA(デオキシリボ核酸)という化学物質でできていて、それぞれの染色体に、細胞が活動するのに必要な遺伝情報を持つ遺伝子が並んでいます。人間が生命を営む上で必要な、ありとあらゆる情報が組み込まれた遺伝子が、顔や体つきなどを決めているのです。
何か1つの性質を受け継ぐ際に、普通は両親からの遺伝情報が対になります。しかし、このとき両親が持つ性質のうち、どちらかの性質が優位に現れることがあります。両親のどちらか、もしくは祖父母のどちらかの体毛が濃くても、その子供の体毛が濃くないことがあるのはこのためです。逆に、両親のどちらか、もしくは祖父母のどちらかの体毛がそんなに濃くない場合でも、その子供の体毛がそれより濃くなることがあるのは、受け継いだ遺伝情報のうち、体毛が濃い情報が優位に現れた場合と考えることもできます。
また、肌の色も遺伝します。そして、地肌の色によって、体毛の濃さも見え方が違ってきます。例えば、肌の色が白く、体毛の色が濃かったり、量が多かったりすると、同じような体毛の色や量を持つ人に比べて、見た目には、前者の人の方が体毛が濃く感じることがあります。
人の体は、見た目や体質など、遺伝によってそれらが決められることが多いですが、遺伝だと諦めてしまわずに、毛深い悩みがある場合、自分に合った対処法を見つけて、悩みを軽減させることをオススメいたします。